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弦楽四重奏曲第7番 (シューベルト) : ウィキペディア日本語版 | 弦楽四重奏曲第7番 (シューベルト)[げんがくよんじゅうそうきょくだい7ばん]
弦楽四重奏曲第7番 ニ長調 D94は、フランツ・シューベルトが作曲した7番目の弦楽四重奏曲である。 ==概要== シューベルトは1813年の秋にコンヴィクトを去ってから、兵役を逃れるために師範学校の予備科に通学しているが、1814年の秋にやめた後、助教員の仕事をしながら生活をしていた。 第7番は1814年末に作曲し、短期間のうちに完成された。完成された日付は判明していないが、シューベルトはその年の12月10日に交響曲第2番を作曲し、その月の25日までに第1楽章を完成している。このことから見て、第7番はおそらく12月10日以前に作曲を終わらせていたと考えられる。 作品は前作の第6番より進歩した筆致を見せている。和声法や主題の処理にはそうしたことが認められているものの、構成のバランスでは未熟なところが露呈している。第1楽章は他の楽章と比べてかなり長大であり、結尾においても充実を図ろうとしているが、結局は長大さに負けていることが窺える。
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